ゼミ日程表

2025年度ゼミ日程表


前期(東3-601(対面/オンライン),毎週金曜日10:40-12:10)

04/11 - 研究紹介(五味,宮川,山地,瀬戸)[オンライン]
04/18 - 研究紹介(大西,藤田,村田,山田)[対面]
04/25 - 学会のため休み
05/02 - 教科書紹介(長田), 教科書紹介(寺田), 教科書紹介(柳井)[対面]
05/09 - 研究進捗報告(五味,宮川,山地)[対面]
05/16 - 研究進捗報告(瀬戸,大西,藤田)[対面]
05/23 - 研究進捗報告(村田,山田)[対面]
05/30 - 論文紹介(長田), 論文紹介(寺田), 論文紹介(柳井)[対面]
06/06 - 研究進捗報告(五味,宮川)[対面]
06/13 - 研究進捗報告(山地,瀬戸)[対面]
06/20 - 研究進捗報告(大西,藤田)[対面]
06/27 - 研究進捗報告(村田,山田)[対面]
07/04 - 学会のため休み
07/11 - 研究進捗報告(五味,宮川,山地)[対面]
07/18 - 研究進捗報告(瀬戸,大西,藤田)[対面]
07/25 - 研究進捗報告(村田,山田)[対面]

2024年度ゼミ日程表


前期(東3-601(対面),毎週火曜日13:00-14:30)

04/09 - 研究紹介(杉浦,波多野,矢口,五味)
04/16 - 研究紹介(宮川,山地,瀬戸)
04/23 - 学会のため休み
04/30 - 学会のため休み
05/07 - 教科書紹介(大西), 教科書紹介(藤田), 教科書紹介(山田)
05/14 - 研究進捗報告(杉浦,波多野)
05/21 - 研究進捗報告(矢口,五味)
05/28 - 研究進捗報告(宮川,山地)
06/04 - 論文紹介(大西), 論文紹介(藤田), 論文紹介(山田)
06/11 - 研究進捗報告(杉浦,波多野)
06/18 - 研究進捗報告(矢口,五味)
06/24 - 研究進捗報告(宮川,山地,瀬戸)この日は月曜2限に実施
07/02 - 都合により休み
07/09 - 都合により休み
07/16 - 研究進捗報告(杉浦,波多野)
07/23 - 研究進捗報告(矢口,五味)
07/30 - 研究進捗報告(宮川,山地,瀬戸)

後期(東3-601(対面),毎週水曜日10:40-12:10)

10/02 - 研究進捗報告(五味,宮川,山地)
10/09 - 研究進捗報告(瀬戸,杉浦,波多野)
10/16 - 研究進捗報告(矢口,大西,藤田)
10/23 - 研究進捗報告(山田,五味,宮川)
10/30 - 研究進捗報告(山地,瀬戸,杉浦)
11/06 - 研究進捗報告(波多野,矢口,大西)
11/13 - 研究進捗報告(藤田,山田,五味)
11/20 - 研究進捗報告(村田,宮川,山地)
11/27 - 研究進捗報告(瀬戸,杉浦,波多野)
12/04 - 研究進捗報告(矢口,大西,藤田)
12/11 - 研究進捗報告(山田,村田)

研究活動で大事なこと

  1. ノートの活用
    研究を始めるにあたって,一冊の冊子になったノート(A4サイズ以上)を用意する. 研究活動では,研究に関する全ての情報をこの一冊のノートに日記形式で記述する. 情報が分散すると後で収集が困難になる恐れもあるので,必ず一冊のノートを使用すること. また,実験やゼミ実習で学んだ内容についても研究ノートにしっかり記述し,後日,自力で作業が出来るようにすること.

  2. データのバックアップ
    実験データのバックアップは絶えず実施する. 最低でも3つの記録媒体(PC含む)にデータを保存しておくことを強く推奨する. 実験によっては再現が困難なものや再実験が大変なものもある. タイミングが悪いと,データを消失したために卒業や学会発表が困難になる可能性もあるので注意すること. 卒業論文や執筆中の論文のバックアップも忘れずに行う.

  3. ゼミでの発表と出席
    研究室への入室・帰宅時間については全く自由であるが,ゼミに関しては,全員が必ず参加すること(時間厳守). 特に自身が発表者の時に無断で欠席するとゼミが開催出来なくなり,スケジュールも変更せざるを得なくなるので,メンバー全員に大きな迷惑をかけてしまうことになる. 特別な理由や止む終えない理由があり,欠席する場合には前もって教員にその由を伝えること.

実験室でのルール

研究室では,多くのメンバーが高価で壊れやすい実験器具を共有して実験を進めていくため,最低限守らなければならないルールがある. 以下に特に重要な5つの注意点をまとめる.

  1. 持ち出し厳禁
    実験室には多くの器具やマニュアルなどがあるが,教員の許可無く,実験室にある全ての物の持ち出しを厳禁とする. これは自分以外のメンバーが実験を行う際に,必要な物がなく,実験が進められなくなる恐れがあるためである. 実際,ドライバー一つが見当たらなく,実験が遅れたケースもあったので,ルールとして実験室にある全ての物の持ち出しを禁止する.

  2. 実験系
    実験では非常に精密な調整を要する系もあり,この調整は当人だけが理解しているものである. このため,他の人の実験系には当人の許可無く,絶対に触らないようにすること. 逆に,実験を行なっていないときには,共有している器具が他の人も使用出来るように,自分の実験系からは外しておくようにすること.

  3. 光・電気コネクタ
    実験系がうまく動かない理由の第一位はコネクタ接続の不具合である. 光コネクタは汚れに非常に敏感なので,着脱をする際には必ず専用のクリーナー(下の図左)で端面をクリーニングし,専用のファイバ端面スコープで端面を確認してから,接続するようにすること. また,使用しないときには必ずキャップを付けておくこと. 電気コネクタはネジ締めのときにコネクタ方向が曲がっていると,ネジ締めがきつくなる. コネクタのネジ部は非常に精巧に出来ているので,ネジ締めがきつい時には,締め込み方向が曲がっているためである. また,あまりきつく締め過ぎるとコネクタを破損する恐れがあるので専用のコネクタレンチ(下の図右)を使用すること.



  4. 最大定格
    器具を破損する理由の第一位は最大定格を超える信号を入力したためである. 半導体素子等の場合は修理不可能な製品が多く,修理可能な器具についても修理期間が数ヶ月かかることもあるので十分注意すること. このため,使用する器具については常に最大定格を意識して使用すること. また,今まで使用経験のない器具を使用するときに,使用方法などがわからなかったら,必ず教員に相談すること.

  5. 器具の取り扱い
    実験に使用する器具は国からの競争的研究資金や研究助成財団からの援助で購入している. これらの器具は,より多くのメンバーが ,より長い期間,有意義に活用するためのものなので, 取り扱いには十分注意し,大切に使用すること.

  6. 実験室
    実験室は実験を行うための専用スペースなので,実験を行うとき,実験に関する議論を行うとき以外には立ち入らないこと. 室内での食事は厳禁とし,飲み物は実験系から離れた場所で飲むようにすること. 実験室の見学希望者がいた場合には教員に相談すること.

研究論文の探し方

研究を進める上で,研究論文は実験に必要な情報を入手したり,論文を執筆する上でのノウハウを学ぶ上でも重要な情報源である. 関連性のある論文誌・国際会議・研究会はリンクのページに記載されているが,特に関連性の高いものを以下に示す.

  1. 国際論文誌
    国際論文誌ではIEEE,IET,OSAが発行する論文誌が世界的に最もレベルが高く,多くの研究者に読まれている. 特に研究室の研究分野に関連性の高い論文誌は以下のとおりである.

    IEEE/OSA Journal of Lightwave Technology
    IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics
    IEEE Photonics Technology Letters
    IET Electronics Letters
    OSA Optics Letters
    OSA Optics Express

    これらの論文誌の中から自分の研究に関連する論文を探す方法としては,それぞれの論文誌のサイトから検索しても良いが,IEEE, IETはIEEE Xplore,OSAはOSA Optics InfoBaseにおいて,関連キーワードや著者名を入力すると,それぞれの学会が発行する全ての論文誌から論文の検索が出来るので非常に便利である. 探した論文はPDFファイルとしてダウンロード(DL)が可能であるが,大学ライセンスによるものなので学内PCからのアクセスでないとDLは出来ない.
    但し,OSA Optics Expressに関してはフリーアクセスなので学外からもDLが可能.

  2. 国際会議
    国際会議は,毎年3月にアメリカで開催されるOFC/NFOEC(光ファイバ通信国際会議)と9月に欧州で開催れるECOC(欧州光通信国際会議)が光通信研究分野の2大国際会議である. 年によってはIEEE XploreからDLすることが可能であるが,無理な場合は教員がほとんどの電子版プロシーディングを所持しているので問合せすること.

  3. 和文論文誌・国内会議・研究会
    国内の学会としては電子情報通信学会が中心で和文論文誌も国内会議・研究会もこの学会を通して公表される. 和文論文誌については学会ホームページからDL可能であるが,国内会議・研究会の予稿については,国立情報学研究所 論文検索ナビゲータ(CiNii)で検索・DLが可能である. 但し,大学ライセンスであり,最近2年間の予稿はDLが出来ない. 電子情報通信学会の総合大会・ソサエティ大会,研究会の予稿の最新版は図書館に冊子として蔵書されているので,これをコピーすること.

  4. それ以外の探し方
    ポピュラーな手段ではあるが,キーワードが絞られている場合には,Google検索でも所望の研究論文のDLページヘのリンクが見つけられるので,自分の研究に関連深いキーワードを検索して,論文探しをするのも良いと思う.

参考文献の書き方

ゼミ,卒研発表会,学外発表等で予稿や論文を書く機会が出てくるが,正しい書式に沿った参考文献の書き方を理解する必要がある.学会によって,多少の書式が異なるものの以下の示す書き方に沿った書き方を学習すること.参考文献を書くことの意義は,自分(著者)にとっての参考文献ではなく,読者が予稿・論文を読んだ際に必要する文献を引用することである.引用した論文は引用順に番号をつけて,必ず本文中に引用番号をつけることが原則である.また,読書が一般的に入手不可能な文献は引用しないこと.また,入手するのに最低限必要な情報は全て明記することがルールである

  1. 日本語文献(電子情報通信学会)
    下記のサイトの(9)文献を参照のこと.文献の種類によって書き方が変わるので注意すること.

    電子情報通信学会和文誌 投稿のしおり 2. 投稿原稿について

  2. 英語文献(IEEE)
    下記の2つのサイトを参照のこと.基本ルールは同じだが様々な文献の書き方が記述されている.

    IEEE Citation Reference
    Citation Guide –IEEE Style - University of Manitoba

  3. 英語文献(OSA)
    Referenceの項を参考のこと.IEEEの若干異なるが短縮形の書き方も掲載されている.それぞれの論文以外なら,IEEE,OSAのどちらの書式でも基本的にはOK.

    OSA Author Style Guide

参考図書

最新の研究動向については論文を参照するしか手段はないが,基本的なことを理解する上で役立ちそうな参考図書をいくつか紹介する.

<和書>

  1. 「イラスト・図解 光ファイバ通信のしくみがわかる本」技術評論社, 山下真司 著, 2002年
    光ファイバ通信全般を理解するための入門書として良い. 図も豊富でわかりやく解説されている.

  2. 「図解でわかる 最新 光ネットワーク技術のすべて」日本実業出版社, NICT 監修, 2005年
    光ファイバ通信だけでなく,光ネットワークに関する技術についてもわかりやく解説している. 発行年も比較的新しいので,最近の研究動向なども紹介されている.

  3. 「光情報ネットワーク」オーム社, 菊池和朗 監修, 2002年
    光ファイバ通信と光ネットワークに関する専門書. 1や2と比較し,より詳細に解説されている.

  4. 「光ファイバ通信技術」日刊工業新聞社, 山本杲也 著, 1995年
    光ファイバ通信に関する基礎技術を数式を交え,詳しく解説している. 発行年は古いがわかりやい.

  5. 「半導体フォトニクス工学」コロナ社, 池上徹彦 監修, 1994年
    レーザ,フォトダイオードなどの半導体光デバイスについて解説している. 発行年は古いがこれほど詳しく半導体光デバイスに関して解説した教科書は少ない.

  6. 「ファイバー通信のための非線形光学」森北出版, 井上恭 著, 2011年
    光ファイバや半導体光増幅器内での非線形光学に特化した専門書. とてもわかりやく非線形光学を解説している.

  7. 「入門 まるわかり非線形光学」オプトロニクス社, 黒澤宏 著, 2008年
    平易かつ詳細に非線形光学について解説している良書.

  8. 「光通信技術ハンドブック」オプトロニクス社, 三木哲也 編, 2002年
    光通信技術全般の多くの需要技術について,解説している. 専門用語辞典のように活用することが出来る.

  9. 「無線通信とディジタル変復調技術」CQ出版社, 石井聡 著, 2005年
    無線変調方式について,わかりやすく解説している. 無線通信に関する入門書として適している.

  10. 「GHz時代の高周波回路設計」CQ出版社, 市川裕一 著, 2003年
    高周波回路設計に役立つ技術が,実例を交え,わかりやすく解説されている.

<洋書>

  1. 「Nonlinear Fiber Optics, 4th Edition」Academic Press, G. P. Agrawal 著, 2006年
    ファイバ非線形光学に関する専門書として世界的に有名な良書. 現在,第4版まで発行されている.

  2. 「Fiber-Optic Communication Systems, 4th Edition」Wiley, G. P. Agrawal 著, 2010年
    同じく,G. P. Agrawal著の専門書. 光ファイバ通信技術全般をわかりやすく解説されている. こちらも第4版まで発行されている.

  3. 「Optical Networks: A Practical Perspective, 3rd Edition」Morgan Kaufmann, R. Ramaswami 著, 2010年
    光ファイバ通信,及び,光ネットワークに関する専門書. 1や2と比較し,より広範囲にわたって,浅く解説されている.

  4. 「Fiber Optic Test and Measurement」Prentice Hall, D. Derickson 著, 1998年
    光ファイバ通信に関する測定技術や測定法について詳しく解説している珍しい専門書.

  5. 「Ultrahigh-Speed Optical Transmission Technology」Springer, H. G. Weber 著, 2007年
    OTDM(光時分割多重)技術を中心とした超高速光通信技術に関して詳細に解説した専門書.

  6. 「Nonlinear Optics and Photonics」Oxford Univ. Press, Guang S. He 著, 2014年
    非線形光学に特化した最新の専門書. 基礎から応用まで幅広く取り扱っている.

  7. 「Fundamentals of Plastic Optical Fibers」Wiley-VCH, Y. Koike 著, 2015年
    プラスチック光ファイバとその専門技術全般を取り扱った最新の専門書.

  8. 「All-optical signal processing - Data communication and Strage Applications」Springer, S. Wabnitz and B. J. Eggleton ed., 2015年
    光信号処理技術とその光通信応用に特化した専門書. 最新の光信号処理技術も解説されている.

    ここで,紹介する参考図書はあくまで一例である. 常に新しい図書が発行されているので,情報交換をして,他にも良い参考図書を見つけて頂きたい.

研究活動に関する参考資料

  1. 研究に必要な論文の探し方
    研究を行う上で論文を読むことの重要性と,どのように必要な論文を見つける手段を紹介.
    2015年研究室夏合宿資料(.pdfファイル, 3.3 MB)

  2. プレゼンの基本の基本 〜より見やすく,明確に伝えるための手段〜
    よりわかりやくすく自分の研究を伝えるために必要なプレゼンテーションスキルを紹介.
    2016年研究室夏合宿資料(.pdfファイル, 2.2 MB)

  3. 聴いてもらえるプレゼン 〜自分の研究に興味を持ってもらうための手段〜
    より聴いてもらえるプレゼンのために必要なスキルを紹介.
    2017年研究室夏合宿資料(.pdfファイル, 2.7 MB)

  4. 量子ドット半導体光増幅器を用いた超高速光信号処理技術
    2013年後期光勉強会発表資料(.pdfファイル, 6.9 MB)

  5. 光無線融合アクセス技術
    2014年後期光勉強会発表資料(.pdfファイル, 10.5 MB)

  6. 光ナイキストパルスを用いた超高速光伝送
    2015年後期光勉強会発表資料(.pdfファイル, 8.9 MB)

  7. データセンタにおける光技術
    2016年後期光勉強会発表資料(.pdfファイル, 20.2 MB)

  8. 光アナログ-デジタル変換技術
    2017年後期光勉強会発表資料(.pdfファイル, 9.0 MB)

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